育児において、
「過保護はいいけど、過干渉はダメ」
というのは良く言われていることだと思います。
子どもの「遊んで〜抱っこして〜」という求めにはいくら応じても良し。
これが、過保護。
一方で、子どもがやることをアレコレ先回りして親がやってあげたり、
求められてないことまで、過剰に関わることが、過干渉。
(わたしの解釈です)
さて、
結婚してから、アレコレと気を回して家事をやることが、ある種の「勤め」だと思っていたのですが、
つい先日、思い切ってやめてみました。
理由は、
家の中で気を回し続けることに疲れた。
相手に同じレベルを求めることに疲れた。
の二点です。
「わたしは◯◯をやってるのに、あなたはどうしてやってくれないの?怒」
「あなたが、ボーッとしてる間、わたしは◯◯と◯◯したんですけど!怒」
みたいなテンションに早くも疲れました。
あと、相手もなぜ怒られてるのかよくわかってなさそうだし。(←コレが一番腹立たしい)
例えば、子どもの着替えを夫にお願いする際、わざわざ、着替えを用意して、コレとコレを着せて、みたいにお膳立てしていたのですが、
これではいつまで経っても、夫のレベルが上がらないどころか、
挙げ句の果てには、用意がないと「着替えがないよ〜?」とか、探しもせずに言う始末。
わたしがアレコレ用意してあげてるゆえに、
自分のアタマで、何を着せればいいか、どこになにがしまってあるか、と考えることすら放棄している、思考停止になってしまってるんですね、コレ、多分。
ということで、意識的にやめました。
過干渉。
多少、ものが散らかってようが、
洗濯物をしばらく放置してようが、
夫が何か片付けてようが
何か言われるまでボーッとしてみる。
あー、楽チン。
もちろん、手伝って、と言われれば手伝います。
さらに「今まで、わたしが気を回してコレコレやってたこと、気づいてた?」
と夫に聞くと
「気づいてない」
とのひとこと。
やったー、じゃあ、さらにやる意味ないじゃん。
何かをやってあげたい、してあげたい、
と思うことって、完全なる「正しきこと」と思っていたのですが、
ときには「なにもしてあげないこと」が、必要な場面もあるのだな、(自分の精神衛生上&夫の教育上)と気づいたのでした。
ピリピリイライラし続けるより、
多少ズボラな生活の方が良いよなぁ、と思い始めてしまいました。