9月。
そうそれは、秋祭りの季節。
毎週末、どこかしらでお祭りをやっているので、子どもを乗せた自転車で、
いそいそと出掛けるのが、ここ最近の楽しみです。
ある、こども祭り(町内会のパパママが手作りでやっているような祭り)で、
「千本引き」というコンテンツがありました。
おもちゃやお菓子が入った箱から、ヒモがたくさん出ていて、引っ張るとそのなかの何かが当たる。ってやつです。
小2の我が子、千本引きをいたく気に入り、
「週末、友達を呼んで、千本引きをやる」といって、何やらガサゴソ。
30分くらいで大小の箱で二種類の「自家製千本引きプロトタイプ版」を作り上げていました。
そしてさらに、「うまく引けるか、ちょっとやって感想ちょうだい。うまくいかなかったら改良するから」と、声をかけてきました。
母はおもいました。
そんじょそこらのビジネスパーソンより
しっかりPDCA回そうとしている。と。
まず、感心したのは、
景品を想定より少なくした、プロトタイプをつくり、うまく釣り上げられるかを検証していること。
次に第三者(母)に依頼してPoCを実施し、改善点を炙り出そうとしていること。
そして、私が実際にやってみて感想をいうと、「なるほど、じゃあ、ここをこうしてみると、もっとやりやすくなるかも」「アイディアがどんどんうかぶわ」みたいなことをブツブツいいながら、
すぐさまガサゴソと作業を開始していました。
シゴデキ!!!
つまり何かというと(うちの子、すごいでしょ、とか言いたいわけではなく)
子供にとって遊びはものすごく大事だな、とあらためて感じた、という話なんですね。
興味のあることをやり込む、遊び込む、そのなかで、失敗を通して工夫を育む。
その創意工夫の経験が、将来「これやりたい!」ってときに、生きてくる。
子供って永遠に遊んでられる気でいると思いますが、
意外とそんな時期もすぐに終わってしまう。
勉強も大事ですが「遊び込む」機会もたくさん作ってあげたい、と改めて感じました。
千本引き、うまくいくといいね!と心の底から思いつつ、
でも、ちゃんと片付けはしてね!とつい、いらん事を言ってしまう母なのでした。
(ヒモの切れ端とかダンボールのかけらとか、頼むからひろってすてといてくれー)