嘘に嘘を重ねて、
状況を自ら複雑にする人がいる。
たとえば、新入社員。
トラブルの対処の仕方がわからず、
小さな嘘や誤魔化しを重ね、被害が大きくなり、大ごとになり、大トラブルに発展してしまうようなやつ。
ビジネス上の話でなくても、ある程度、人生経験を積んでいくと、
「状況が自分の手におえなくなるまえに、白状して、怒られた上でまわりに助けてもらい、被害を最小限に食い止めよう」と考えるのが賢い選択な気がするのだが、
世の中には物事を複雑にすることが趣味なのか?みたいなやつもいる。
友人の夫もこの手のタイプで、
どうでもよい些細なウソや誤魔化しを積み重ねたあげく、
トラブルが手におえなくなり、
ある日突然、妻と子供のもとから姿を消した。
子どもが産まれたばっかり、
家族思いの優しい男性だったのに。
子どものとき、わたしも小さなウソや誤魔化しを数多くしてきた記憶がある。
でも、バレてもバレなくても、なぜか些細なハズのウソや誤魔化しが、今でも喉に引っかかった魚の小骨のように記憶に留まっている。
ウソや誤魔化しは、自分のためにならない。
ということを、
自戒の念を込めて自分の子どもに伝えていきたい。