今週のお題「読書の秋」
ただいま、育休中。
お休みは残り、あと半年ほどの予定です。
第一子の育休中は「TOEICで○○点目指す☆」とか目標掲げて勉強したものの、
0歳児の不規則生活に精神をやられギブアップ。
(自分にとって)高めの目標を掲げても精神衛生上よろしくない、という結論から、
第二子育休中の目標は「本を100冊読む」です。
本といっても漫画もカウント。
産後、自分を追い詰めてもデメリットしかないから、ゆるーくね。
「本はかさばる」という理由から、
主に読書はKindleを活用しています。
たまに図書館などで紙の本も。
育休半年の今日時点で何冊読んだかカウントしてみると、40冊くらいでした。
ジャンルは小説、漫画、育児書、たまに仕事に関連ある実用書。
以下、印象に残っている作品や作家さん。
☆「櫛挽道守」木内昇
この小説は抜群に面白かった。小さな謎が散りばめられ、最後にすべて昇華する心地よさ。
あと、主人公の妹はひねくれたヤなやつポジションなんですが、そうなっちゃう気持ちが痛いほどよくわかる描写が印象に残っています。
自分の子育てと重なって、忘れられないシーンになりました。
このあと、木内昇さんの作品は3冊読みましたが、新撰組を描いた「幕末の青嵐」もかなり好みでした。
☆「大奥」よしながふみ(漫画)
言わずもがな、読みごたえのある大作でした。女性と男性の社会的立場が入れ替わるのですが、根本的に変えられることのできない性の本質みたいなところがとても上手く描かれている。
男女平等論が盛んな時代、女性も男性と全く同じことをしろ、と押し付けてくる一部風潮に辟易しているのですが、そうではない、特長を伸ばし合い補い合う社会が本当の平等な社会だよな、などと考えたり、考えなかったり。
☆「耳をすまして目をこらす」宮里暁美
文京区にあるお茶の水こども園の元園長・宮里先生のエッセイをまとめた本。
視点が本当に優しくてリラックスして読める内容です。
素敵なのは「自分はダメだけど、子どもたちにいろいろ教えてもらってる」という腰の低さ。
親をやってると、つい、自分は子どもより知ってる、偉い、と思いがちですが、保育ってそういう目線だとしばしば詰む。
泣き声に詰む、わがままに詰む、訳の分からない行動に詰む。
でも、それらはひとつひとつ子どもから何かを教えられているサインだと理解すると、多少はおおらかに捉えることができるかもしれない。
そんなことを考えさせられる一冊です。
☆「夏物語」川上未映子
☆「しあわせは食べて寝て待て」水凪トリ(漫画・はやく続き出ないかな〜)
も面白かったです。
あと、厳密には産休入る前ですが、
原田ひ香さんの本は20冊くらい一気読みしてしまいました。
食べ物系のコンテンツが好きな方にはオススメの作家さんです。
目標までのこり60冊。
読書の秋、ですから。
少々ペースを上げて励みます。