ある病院の待合室で
5歳と3歳くらいの男の子ふたりが、真ん中に座ったママの顔やら髪の毛をペタペタ触っていました。
ママも「ハイハイ」みたいな感じで特に何も言うわけではなく、触らせたまま。
この様子を見て、「100万回生きたねこ」の作者・佐野洋子さんのエッセイを思い出しました。
佐野さんが小さいとき、お母さんと手をつなごうとしたら、母親に振り払われた、お母さんったらひどい。というエピソードだったと記憶していますが、
わたしはこれを読んで、お母さんの気持ちが少しわかる。と感じました。
わたしも、子どものしっとりと汗ばんだ、体温の高い手が苦手です。
手をつなぐくらいは大丈夫ですが、その手で顔や体をペタペタ触られたときに
「ごめん、かおやからだを触られるの苦手だからやめて」と伝え、子どももあまり触らなくなりました。
親だって苦手なことはあります。
子どもを傷つけるような言い方ややり方は避けるべきかなと思いますが、
イヤなもんはイヤなのだ。と、うまく伝えることも大事だな、と感じました。